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中古住宅購入に欠かせない耐震度チェック
中古住宅の購入
中古住宅は、安価で購入できるというメリットがある一方で、家の経年劣化による耐震強度について気にしなければならないという点があります。
安さを重視したのに後で気づいて余計な出費しないように、しっかりポイントを整理してチェックしていくといいでしょう。
リフォーム有無や基礎を確認する
中古住宅となると以前にリフォームを行っている可能性があります。壁紙を張り替えたりする小規模なリフォームであれば問題ないのですが、増改築のような大規模なリフォームの場合は耐震性能に関わる部分に影響が出ていたり、機能しなくなったりしていることがあります。
購入する際は事前に売主の方にリフォームの有無を確認しましょう。その際、建築確認申請をされてのリフォームの場合は特に問題はありません。
また、自分で確認出来るチェック方法としては、基礎を確認することが挙げられます。住宅を外から見た際に基礎にひび割れがあるかどうかよく見てください。
もし、ひび割れがある場合は耐震性能に問題がある可能性があります。特に長いひび割れや多くのひび割れがある場合は要注意してください。
いつに建てられたかも確認必須
耐震強度を確認上で中古住宅がいつに建てられたかも確認する必要があります。これは、単純に古いかどうかだけでなく、耐震強度が国の定めた基準に至っているかを調べる意味もあります。
耐震基準が変化する前に建てられた場合、現在の基準を満たしていない可能性もあるため非常に危険です。
基準は1981年と2000年に大きく変わっているため、それ以前に建てられた家の場合はより厳重なチェックが必要になります。
古い家の場合はこれ以外にも露骨なヒビがあったり、床の傾斜ができていたりなど簡単に目に付く不備がある可能性が高いので、安いからといって考えることなく飛びついてしまうと思わぬ出費に頭を抱えることになるので注意する必要があるでしょう。
専門家に診断してもらう
リフォームの有無や基礎のひび割れ、建築日の確認など、自分で耐震性をチェックする方法がありますが、一番確実なのは専門家に診断を依頼することです。
建築士による住宅診断(ホームインスペクション)や、住宅の耐震性能を診断してくる専門家の方がいますので、気になる部分がある方は購入前に診断してもらいましょう。
診断内容は簡易的な診断と精密な診断がありますので、予算や必要に応じて使い分けましょう。
また、地域によっては自治体による無料診断を行っているところもありますので、活用できそうな場合は検討してみましょう。
いずれにしても、確実に安心したい場合は自分だけではなく、専門家に診断してもらうことも必要です。
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